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上野・秋葉原・渋谷・新宿・池袋 ゆうメンタルクリニック

上野・秋葉原・渋谷・新宿・池袋からすぐに到着できる心療内科・精神科、ゆうメンタルクリニックです。

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(前回からの続きです)



「ストレス・トレース」の第1段階は、「(ストレスによる)怒りの対象を、全部自分に向けること」。でもそう考えるのは、あなたの能力が足りなかったからではなく、「願う気持ちが足りなかった」からです。



「強く願うこと」は力になります。



思い返してみてください。

例えば、何かの失敗をしたとき、そこには「あきらめ」の瞬間があったのではないでしょうか。願う気持ちは、車に例えるならガソリンと同じ。どんな性能の車であれ、ガソリンさえ常に満タンで、ドライバーが運転しつづけてさえいれば、必ず最後にはゴールに着きます。



だから「ストレス・トレース」の2つめの段階は、感じたストレスを、「自分がそのストレスを感じたくない」!と願う気持ちが足りないせいにすること。

そして、最終段階は、

「だからこそより強く、そのストレスを感じない生活を願うこと」!

失恋したなら、「どんな異性でも決して振れないような、財力や魅力をゲットする!」

怒られたなら、「俺の方が出世して、立場が上になってやる!」



まとめるなら、

ストレス→自分のせいにする→願いの気持ちが低下していたことを確かめる→再び願う気持ちを燃やす!

この変換こそがスーパーメソッド、「ストレス・トレース」!

いっぺんに全部は難しいかもしれないので、とりあえず第1段階だけでも試してみてください。「自分次第で対処できる」と思えるだけで、不思議なほど気持ちが楽になるはずです。



みんな、幸せに満ち溢れた生活を望んでいます。でも「継続は力なり」というように、願う気持ちを保ちつづけるのは本当に難しい。ストレスという刺激が全くなかったら、絶対にいつのまにか忘れてしまうのではないでしょうか。

だからこそ、ストレスを感じることは大切です。

ストレスは、ガソリンに化けます。車のエンジンが鳴り響き、薄れかかっていた「願う気持ち」を強めてくれる。そしてあなたの心は再び活気を取り戻すのです。
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前回の続きです)





前回は、「人間が悪いことばかり考えてしまうのはしょうがない。でも、そのストレスをうまく利用する方法がある!」というところで終わりました。



今回はストレスを情熱に変換する方法「ストレス・トレース」を紹介します!



最初に結論を言ってしまうと、

ストレスを最も効率よくプラスに変換する方法とは「ストレスの原因は、すべて自分にある」と思うこと。



ウソ!?と驚かれましたか?

世間で一般的に言われてる意見とは、全く逆なんだから、驚かれるのも無理はありません。

悩み相談でよく見かけるのは、「自分のせいにしてはいけません。悩みを背負い込んではダメ」みたいな回答です。



でも、私はあえて断言します。

「今まで あなたに起こったイヤな出来事のうち、あなたの責任でないものは何一つとして存在しない」



思い出してみてください。あなたに全く責任がなく、理不尽に受けた悲しみやストレスなんてなかったはずです。



「全部あなた自身の責任」というのは、厳しく聞こえるかもしれません。でも逆に言えば、「全部、あなた次第で改善できる」ということ。



なぜ、そのように考える必要があるのでしょうか?

それは「感じた怒りには、明確な対象と対処方法を与えるべき」だからなのです。

やり場のない、そして自分ではどうしようもない怒りや悲しみは、文字通り発散される対象がなく、あなたの中に溜まりこんでしまいます。



例えば、恋人にフラれたとき。「あんな、私の魅力が分からない男なんて、こっちから願い下げよ」なんていう理由付けで、本当に失恋の悲しみが癒されるのでしょうか?



イヤミな部長に怒られたときだって、「あのクソ部長!」で、本当に怒りが解消できているのでしょうか?



「ストレス・トレース」の第1段階は、「(ストレスによる)怒りの対象を、全部自分に向けること」。

でも、それは自己嫌悪とは違います。絶対に誤解しないでおいて欲しいのは、「あなたの能力が足りなかったわけでは、決してない」ということ。

足りなかったのは・・・「願いの強さ」。「願う気持ちが足りなかった」のです。



次回予告:「ストレス・トレース」を更に発展させ、使えるテクニックにいたします!

ストレス利用のススメ (第2回)

前回からの続きです)

ストレス対処法としてよく聞くのがポジティブシンキングです。

ですが、実はこの考え方にはマズイところも多いのです。



前回「ポジティブな原始人」は生き残れないといいました。

実はこの現代も原始時代と何も変わっていません。マンモスに踏み潰されたり、他の猛獣に襲われたりしませんが、受験戦争、就職戦争、出世競争、異性の取り合い・・・。ちょっとでも気を抜くと、他の人間に食われてしまう危機感を感じることも少なくありません。

厳しい言い方ですが、「ストレスを感じない(もしくは感じないようにしてる)ポジティブな現代人も生き残れない」のです。



「勉強してないけど、テスト何とかなるさ」で何とかなったためしはないし、

「残業続きで体が疲れてるけど、大丈夫! 俺は強い!」で体を壊すのは目に見えています。

どちらも「ポジティブシンキング」という名を借りて、「ストレス」という重大な情報にあえて目をつぶってしまったからです。



私は断言します。

「ストレス」は決して悪いものではありません!

「ストレスを溜め込んでしまうこと」が悪いことなのです!



「分かってるよ。スポーツやカラオケでストレス解消すればいいんだろ?」と思う方、それは少し違うかもしれません。

ストレスは「プラスへの材料」です!

「失敗は成功の母」と言われるように、ストレスはよりよい状態へのステップアップに必要なものです! それを「解消」して消し去ってしまうのは もったいない!



私たちがするべきことは、

「どうやってストレスを感じないようにするか」ではなく、

「ストレスを、いかにいい方向に向けることが出来るか?」なのです。



では、ストレスをうまく利用するためにはどうすればいいのでしょうか?



次回予告:ストレスを利用する方法とは?



日常生活を送っていると、どうしてもたまっていくストレス・・・。

ストレスと全く無縁で生きられる人なんて、現代にいないんじゃないでしょうか。



さて今回はやっかいものであるストレスを楽しむ方法を考えていきたいと思います。



まずは分析から。「ストレスはどういうときに溜まるのでしょうか?」



1、物事がうまく運ばない時。(フラれた、仕事に失敗)

2、自分の立場や自信が揺らいだとき。(リストラ、バカにされた)

3、限界以上の義務が発生したとき。(残業がいっぱい)

4、楽しいことが出来ないとき。(時間がない、など)

などなど。



あなたは、ストレスが溜まりやすいタイプですか?それとも、溜まりにくいほうでしょうか? 一般的に「ネガティブな考えをする人」ほどストレスが溜まりやすいと言われています。



そういうと「じゃあ俺は結構ネガティブだし、ストレス溜まりやすいから、現代に不適応?」なんて悩んでしまう人がいるかもしれません。



でも、安心してください。

「現代人はみんなネガティブである。」



これを証明するためには、原始時代にさかのぼらなくてはいけません。マンモスと戦っていた時代です。「ポジティブな原始人」と、「ネガティブな原始人」の二人がいたとします。



その場合、「ネガティブな原始人」の方が生き残りやすいはずです。なぜなら彼は、物音一つしただけで、「もしかしてマンモスや猛獣が近づいてきてるのでは?」と常に最大限の危機を考え、いつでも逃げたり、臨戦体勢に入ることができるからです。

だから、生き残る確率も高い。

逆に「ポジティブな原始人」は、本当にマンモスが近づく物音がしても「何かヘンな音がしたけど、きっとウサギさんでも通ったんだろ~な♪ それより、昨日食べた肉、おいしかったなぁ~。幸せ・・・」などと考えていると、すぐにやられてしまいます。

よって「ポジティブな原始人」は子孫を残しにくいのです。



「ネガティブな原始人は、ストレスで体を壊してしまうのでは?」という反論があるかもしれません。しかしストレスが体に現われてくるのは、現代人で見ても分かるように、40過ぎになってからです。原始人の平均寿命は、高くとも20代なのでストレスをいくら感じようと関係ないといえるでしょう。



まとめると、

「ネガティブな原始人ほど生き残りやすく、ひいては子孫を残しやすい。」

それの繰り返しが起こってきたがゆえに、「現代人は、すべて「ネガティブな原始人」の子孫」だと言えます。だから、「私たちはネガティブで当然」なのです。



そう、ストレスを感じて当然なのです。「俺はストレスを感じやすいんだ!」なんて、気に病む必要はありません。ではストレスに苦しむ私たちはどうすればいいのでしょうか?



今はやりの「ポジティブシンキング」でしょうか?



次回予告:ポジティブシンキングで本当にストレスとおさらば?



インボルブメント効果はデートの誘いにも応用できます。



 よくある誤解は、「デートは、誘うほうが完全にプロデュースしなければいけない」 という間違った思い込みです。

 

 ですので多くの方は、

 「今度、トム・クルーズ主演の映画、見に行かない?」

 「新宿にいいレストランができたらしいんだ。食べに行かない?」

というように、すでにできあがったデートコースを商品として提供しているような誘い方をしてしまいます。



 しかしこれでは、相手もあまり心は動かされません。

 その内容に興味が惹かれなければ、決してOKはしてくれないものです。

 

 大切なのは、「誘いに相手も関わらせること」。



 もし映画に誘いたいなら、こう伝えてください。

 「ねぇ、どんな俳優が好き?」

 「映画ってどんなの見る?」



 もしここで、あなたが誘いたい映画と関連した情報が出てきたら、それこそチャンス。

 「トム・クルーズ好きなの? じゃあ今度の…」

 「アクション系が好きなんだ。それなら今やってる…」

 こう誘えば、それこそ効果は倍増するはずです。

 

 また、誘いにつながる内容が出てこない場合は、一通り映画について話した後に、こう 言ってみてください。

 「へぇ、映画見るの結構好きなんだね」

 これに対して「嫌いだよ」なんて答える人はいません。「そうだね」「うん、そうかも」というように答えるはずです。



 そこであなたはすかさず、

「じゃあ、今度トム・クルーズ主演の映画があるみたいだから、一緒に行こうよ」と伝えるのです。



 これだけで相手はいつの間にか、「自分も一緒にデートコースを考えるのに関わった」と思うもの。

 それによってその誘いに普通以上に強く惹かれますし、また後からキャンセルしにくくなります。





 ですので今回の話をまとめると、



「何かの目標や誘いを成功させたいと思うのなら、決して自分から押し付けるのではなく、その前に相手と一緒にそのことについて話し合う!」

 これこそがスーパーメソッド「ダンスホール・トーク」!



 「さぁ踊りなさい」と命令として押し付けるのではなく、あなたから、「一緒に踊りましょう」と手を差し伸べることが大切なんですね。





 もちろん上の誘いだって、映画にこだわる必要はありません。

 話の流れで相手が遊園地に行きたがっていたら、「じゃあ、遊園地に行こうよ」。

 現在とは別の仕事に興味を惹かれていたら、「それなら、そちらをやってみるかい?」。



 こんな柔軟性を持っていくことが、何より重要なのです。



 小さな手段にこだわっていると、大きな目的を忘れてしまうもの。

 あなたが本当に望んでいるのは、自分の考えたプランを通すことではなく、相手と幸せな時間を過ごすことのはずですよ。




「今月のうちの部署の目標は、売り上げ○○○万円達成だ!」

「なぁ、今日中にこれだけの仕事をやってくれないか?」

 そんな強い意気込みをかけて目標を設定することは多いもの。

 でも これらはそんなに簡単に達成できることではありません。

 では、相手にもやる気を出してもらい無事目標を達成するためにはどうすればいいのでしょうか?



 今回はそれを可能にするテクニックを紹介します。





 突然ですが、私は昔、ロッテリアでバイトをしたことがあります。 ですので今でも、気分がハイなときは、つい診察時に「いらっしゃいませ」とにこやかに言いそうになるときがあります。



 さてこんな私が今、歩いていてふっとシェイクを飲みたくなったとき。 目の前にロッテリアとマクドナルドがあったとしたら、どちらに入るでしょうか?



 実は、ついロッテリアに入ってしまうのです。



 ほら、みなさんにも同じような経験がありませんか? 自分が部活でやっていたスポーツがテレビ中継されるとつい見てしまったり。 以前に旅行した国がワールドカップに出場していたら、つい応援してしまったり。



 このような心のはたらきを、「インボルブメント(自我関与)効果」といいます。 もっと分かりやすく言うと「自分が関わっちゃったら好きになっちゃう効果」 ですね。





 ですので、たとえば上のような仕事の目標設定でも同じこと。



 自分とはまったく関係のないところで「次の目標はこうだから」と決められ、それを そのまま押し付けられても言われたほうは決してやる気は起きません。



 よって、もし相手の達成への気持ちを持ち上げたいと思うなら、少しでいいので「相手と一緒に目標を設定すること」。



 その部署なら、部署全体でその月の目標について話し合うことが重要でしょうし、 もし個人が相手なら、

 「君は今日、どのくらいの仕事が終わりそうだね…?」

と聞いた上で、

 「それを何とかこのくらいの量だけやってもらうのはどうかな? できそうかい?」

というように、一緒にその目標について話すほうがベターです。

 

 誰でも自分の行動には意味があると思いたいもの。



 「わざわざ僕が一緒に考えたんだから、ぜひ達成させなきゃ…」

 「私自身が関わったんだから、頑張らなきゃ…」

  そんな気持ちが湧き上がることで、より強くその目標に接することができるわけですね。



次回予告:インボルブメント効果を応用したデートの誘い方とは!?



まずは前回のクイズから



本当に楽しい人は、『自分は楽しい』なんて言いません。

目をキラキラさせながらドラえもんを見る子供はたくさんいますが、「いやぁ、ドラえもんって本当に面白いなぁ」と繰り返し言いながら見ている子供には恐怖を覚えます。

あの水野晴郎も、「いやぁ、映画って本当にいいもんですねぇ」のセリフを、プライベートでも連発しているとは到底思えません。



人は本当に楽しいときには、あまりしゃべらなくなるものなのです。



もし、「僕は今楽しいんだ」「とっても幸せなんだ」と繰り返す人がいたのなら…彼らは、「本当は楽しくない」のです。



よって問題の正解は、

A「もう本当に幸せいっぱいなの! あの人ってすっごく仕事ができるし。それにもう

すぐ車も買い換えるのよ」。

それはBやCのように、特に何も話さなかったり、ハッキリと不満を言ったりするのよ

りも、よっぽど危険を抱えている可能性が大なのです。





このことははあなたの恋人やビジネスパートナーについてもあてはまります。



「あなたっていつも仕事に一生懸命なところが素敵だよ」

「いやぁ、本当にいつも君のところの見積もりは一番だよ!」



こんな風に言っていたら、実は要注意。決して「誉められてるなぁ~」とデレデレしてるだけではいけません。



「あなたっていつも仕事に一生懸命なところが素敵だよ」には、

「どうして仕事ばっかりで構ってくれないの?」という気持ちが。



「いやぁ、本当にいつも君のところの見積もりは一番だよ!」には、

「でもサービスがちょっとなぁ…」なんて気持ちが隠れているかもしれないのです。



ですので、「あまりに誉められてばかりいる」なら、まず他の面に対してフォローを入れておくことが大切です。



「でも、ごめんね。あまり会えなくて。今度一緒にディズニーシーに行こうね」

「ありがとうございます。もちろん見積もり以外の面でも充実させていこうと思いますので、よろしくお願いいたします」



それだけで、二人の関係は確実に変わっていくものですよ。





よって今回の話をまとめるなら、

「人間は強い不満や不安を抱えたときに、必死に良い面ばかりを話すことで、その気持ちを消そうとすることがある! よって 相手がそんな風に話していたら、ちゃんと他の面でフォローしてあげる!」



これこそがスーパーメソッド「レモンのキス」!

甘すぎる言葉の中には、必ず酸っぱいレモンが含まれているもの。それを感じたら、あなたから優しい言葉のキスをあげてくださいね。





彼はいつもこんなに喜んでくれている…。

あの人はいつもとっても楽しそうだ…。



でも、覚えておいてください。

目に見えているものだけが、真実じゃありません。



心の中にある悲しみを隠すために、必死に笑顔を作っている人だっているかもしれないのです。もし相手の中にそんな気持ちを感じたら、優しい気持ちで包んであげてくださいね。


 年末って本当にすることが多くて大変ですね。

 更新が遅くなって、お待たせしました。ごめんなさい。

では、今夜はセクシー・クエスチョンから。



【問題】今ここに、4人の新婚さんの女性がいます。

彼女たちに「ねぇ、新婚生活ってどう?」と聞いたときに、それぞれこう答えました。



A「もう本当に幸せいっぱいなの! あの人ってすっごく仕事ができるし。それにもうすぐ車も買い換えるのよ」

B「……うーん…。まぁ、なんていうか…。普通かなぁ…」

C「それが聞いてよ。あの人って、ときどき私のメールチェックとかするのよ? ヒドくない? それにこの前だってさぁ…!」

D「…ていうかもう別れた」



さぁ、この中で今後もっとも離婚の危険性が高いのはいったい誰でしょうか?

A~Dの中から選んでください。



考えてから、スクロールしてくださいね。









さて突然ですが、「あなたのファーストキスはどんな味でしたか?」ユウにメールをくださった数名の方にお聞きしたところ、こんな答えが返ってきました。



「焼き肉の味」

「ニンニクの味」

「もう必死で覚えてない」

「ずっと置きっぱなしにしてあった広辞苑の味」



最後の人、広辞苑食べたことあるんですか。色々とやるせない思い出が語られましたが、一般的には、「ファーストキスはレモンの味」という有名な言葉があります。

では、なぜ「レモンの味」だと言われているかをご存じでしょうか。



それには「精神的な理由」と「物理的な理由」の2つがあります。



まず、精神的な理由。

一般的に人間は、結婚までに数人の相手と恋愛をするのが普通です。よってファーストキスの相手とずっとつきあい続けるという確率はかなり低くなります。



すなわち「最初の相手とはほぼ確実にどこかで終わる」→「悲しい思い出になる」。よってそのつらさをレモンの酸っぱさにたとえて、「レモンの味」になったというわけですね。

…といっても、これはどことなく後付けな理由にも感じます。



そしてメインはこちら。物理的な理由です。

ほら、思い出していただけば分かると思いますが、ファーストキスをする前は、男性も女性も必要以上に口臭を気にするものです。よって自然と気合いを入れて歯みがきをするわけです。



ここで歯みがきの研磨剤は、少し苦い味がします。また同時に、甘みを感じる部分を麻痺させる作用があります。ほら、歯みがきの後にミカンなどを食べると、甘みを感じない分、いつもより酸っぱく感じませんか?



よってこれらの結果、ファーストキスのときもその苦みが残り、なおかつ少し酸っぱさを感じるために、「レモンの味」として感じるそうです。





さて、ここで考えてみてください。

実際に彼らがやっとのことでファーストキスをしたときに、それが「レモンの味」だったとしましょう。そのとき、彼らは「うわ、なんか酸っぱい! イヤだなぁ…!」と感じるでしょうか?



その答えは、もちろんNO。「なんか不思議な味がするけど…。これはこれでいいかも…」と思い始めてくるはずです。



このような心の動きを、心理学では「甘いレモンの論理」と言います。

ほら、あなたが必死の思いで手に入れた果物が、とても酸っぱいレモンだったら、どうしますか?「いや、これは甘いんだ……。甘いんだ……」と、なんとか自分に言い聞かせるのではないでしょうか。



自分の中の違和感を抑えるために、感じ方を曲げようとするわけですね。



次回予告:では、甘いレモンの論理から導かれる心理テクニックとは!? もちろんクイズの答えも考察します。




あなたが「就職面接」か「合コン」というような状況で、初対面の場合に相手に強く自分を印象付けたいと思ったら、まず「僕、最近心理学を学んでるんです」と言ってください。 これはウソじゃありません。だって実際、この心ブログを読んでいるんですから。



 こういえば、相手は確実に興味を引かれ、ほとんど必ず、こう聞いてくるはずです。

「へえ、じゃあ何か1つ教えてよ」



 「僕は心理学を学んでいるんだ」と言ったときに、実際にこんな状況になった方っていませんか? そんなとき、とっさに何も思いつかなかった人が大半ではないでしょうか。



 私が勧めるのは、こんな答え方です。



 合コンなら、そう聞いた女性(もしくは男性)にこう言ってみてください。

「じゃ、僕(私)と結婚しない?」



 就職の面接なら、

「分かりました。じゃあ僕を合格にしてくれませんか?」



 すると相手は面食らうはずです。

「え、え……!?」



 そこであなたはこう言うのです。

「……分かった、ダメなんだね。じゃあかわりに握手してくれる?」

「ダメですか? じゃあ、かわりに握手してください」



 すると相手は「…あ、それくらいなら…」と、OKしてくれるはずです。

 ここであなたは間髪いれず、こう言うのです。



「こういう風に、大きな頼みを断ると、後ろめたさから次の小さな頼みをOKしちゃうのを、心理学で『ドア・イン・ザ・フェイス』って言うんです」



 このタネ明かしに、さきほどの「結婚宣言」や「就職させろ宣言」によって張り詰めた雰囲気も、大きく和らぎます。そしてその場にいる全員(特に言われた相手)にあなたを強く印象付けることができるのです。それにこれは相手から「1つ教えてよ」と頼まれたからやっていること。そう考えれば、決して後ろめたさはないはずです。



 また実際に握手することで肌のぬくもりを伝えると、相手の親近感が強まることも分かっています。これは相手には教えないウラの心理効果。二重の意味で、相手はあなたに親しみを感じるのです。





 この例は取引先や同僚や上司との飲み会でも同じです。相手に強く自分を印象付けたいと思うのならすぐに「僕、最近心理学を学んでるんです」。

 相手が同じように、「へえ、何か教えてくれるかい?」と言うなら、

「じゃ、まず僕を次の部長にしてくれますか?」

「今度、大口の取引を任せてくれますか?」

 相手が驚き、渋ったら、後は同じように「じゃあ握手を……」と言ってから「ドア・イン・ザ・フェイス」のタネ明かしです。どんな場所でも応用できるので、試してみてくださいね。





 よって今回の話をまとめるなら、

 「どんな心理テクニックも、とにかく使うことが大切! 相手に強く自分のことを印象付けたいのなら、『最近、心理学を学んでるんです』といい、『何か1つ……』と言われたら、とっても大きな要求をして、困らせた後に『握手』! そしてすぐに『ドア・イン・ザ・ フェイス』のタネ明かしをすること!」

 これこそがスーパーメソッド「ハンドオープン・ドア」!



 握手をしたら、マジックのタネ明かしのようにドア・イン・ザ・フェイスをオープンに教えてあげること。 これだけで相手の心のドアを、確実に開くことができるんですよ。







 どんな人でも、心理テクニックを使おうと思うときに無意識のうちに罪悪感を感じることがあります。でも私は、テクニックを使うのを悪いことだとは思いません。



 だって、どんな理由があっても、根本にあるあなたの気持ちはホンモノのはず。それなら、何もためらうことはないんですよ。





突然ですが、みなさんは心理学テクニックを実際に使ったことはありますか? こちらのブログではいろいろな心理学理論を応用した「スーパーメソッド」を紹介しましたが、 「前に紹介してあった○○っていうテクニック、実際に使ってみたよ! もう大成功! それ以来幸せ一杯です!」という男性誌の広告のような経験のある方はあまりいらっしゃらないのではないかと思います。



 なぜならそれは「知ってる」ことと「実際に使う」ことはまったくの別物だからです。どんな心理学テクニックも、「実際に使わなければただの娯楽と同じ」です。みなさんの中には、「そうはいっても具体的に使える状況にならなくて…」と思っている方もいらっしゃるでしょう。



 確かに世の中には、実際に心理学テクニック使える状況というのは少ないものです。どんな心理学の本を読んでも、すぐに実行するのは困難です。



 たとえばよくある、こんな記述。

「人間には心理的なナワバリがあるため、相手とは適切な距離をとるように心がけなければいけない」



 だから何だと言うのでしょう。こんな知識をそのまま教わっても、何の役にも立ちません。





 また、たとえ実践的なテクニックを学んだとしても、実際にそれを誰かに使うのは、 どこかしら「後ろめたさ」があるはずです。それはやはり心のどこかで「サギっぽい」と考えていたり、また万が一相手に「それって○○って心理テクニックじゃない?」なんて言われたときのことを極度に恐れていたりするためです。





 よって今回は、就職面接や合コンなどの状況で、「即使える」かつ、こういった 「良心の呵責がない」心理テクニックを紹介します。



 みなさんは「ドア・イン・ザ・フェイス」というテクニックをご存知でしょうか。正式には「シャット・ザ・ドア・イン・ザ・フェイス」。日本語にするなら「相手の顔の目の前でドアを閉めること」。



 こんな心理実験があります。

 実験者は、学生たちに「2年間、非行少年たちのカウンセラーをしてください」と依頼しました。すると当然ですが、全員拒否しました。その直後に、「それでは、これから非行少年たちを2時間ほど動物園に連れて行くのを手伝ってくれませんか?」と依頼したところ、50%もの人がOKしたのです。 このとき、いきなり2番目の頼みをした場合は、17%の人しかOKしませんでした。

 すなわち、最初の頼みを断らせることで、同じ頼みを、まさに3倍の人にOKさせることができたわけです。



 よって 人は何かの大きな頼みごとを一度断った場合、その後ろめたさから「次の頼みは極力聞いてあげよ う……」と考えるわけです。

 これこそが、「ドア・イン・ザ・フェイス」です。



 ……でも、ここまではどこの心理学本にも書いてあること。



 この理論はちょっと見方を変えただけで、強力なテクニックに変えることができるのです。



次回予告:ドア・イン・ザ・フェイステクニックを応用した、強力なテクニックとは?






社会的比較理論を応用した誘いを成功させる方法とはなんでしょうか?



 もちろんサクラを100人用意して、「キャー! あの有名な○○サマだわー!!」とか叫ばせれば言うことなしでしょうけど、さすがにそれは無理ですよね。



 でも実は、あなたがサクラが用意できなくても、この方法は使えるのです。



 それこそが、たとえ人気がなくても「人気を装う」こと。簡単に言ってしまえば、「とりあえず忙しいフリをする」ということです。



 もちろん忙しいままでは相手とのデートや商談のヒマもない ということになってしまうので、「それをあなたのために空ける」と告げることが大切です。



 デートの誘いなら、「いつでも空いてるから大丈夫だよー!」ではなく、

 「なかなか時間が取れないから、都合のいい日を教えてくれる? 君のためにその日を空けておくから」。



 商談の誘いなら、「何時でもお伺いしますので!」よりも、

 「今のところ立て込んでおりますが、どうかご都合のよろしい日をお教えください。 貴社のために仕事を空けておきますので」。



 「あなたのために」と言われて、決して不快になる人はいません。すると相手は、「人気のあるこの人が、自分のためにせっかく予定を空けてくれたんだから……」と考え、喜びながら承諾してくれるでしょう。





 まとめるなら、「どんなにヒマであっても、忙しいフリをする! そしてその予定を相手のために空けるんだ、ということをハッキリ伝る!」ということ。



 これこそがスーパーメソッド「オーダー・メイド」!

 メイドさんのような忙しさを装いながらも、その予定を相手のための特別のオーダーメイドのように空ける。そのアピールによって、自分の評価と相手の自尊心を同時に満たしてあげることが大切なのです。



 これをもうちょっと応用するなら、たとえ恋人いない歴ウン十年であっても、それを そのまま言ってはいけないということ。たとえウソでも(ていうかウソですけど)、「つい最近別れちゃったんだ」というほうがイイ、というわけですね。



 以上のように人は「人気があるから実力があるはずだ」と、できる限り判断を他人任せにしようとします。それは、人生という限られた時間を生きるために 仕方なく編み出された人間の知恵なんですね。



共感するための簡単な方法とは何でしょうか。



それこそが、相手が話しはじめたときに「この人が表現しようとしているのは、プラスの感情なのかマイナスの感情なのか」ということだけを意識すること。



 人間は、「完全にプラスマイナスゼロの話をする」ということは、まずありえません。 話すという行動は、「話をまとめること」「実際に話すこと」「相手の反応を見ること」など、多くのカロリーを使います。何の感情もこもっていないのに、わざわざ何かを話そうとはしないものなのです。



 たとえば誰かが「昨日魚を釣りにいったんだ」と話し始めたとしましょう。

この後に「すごい大物が釣れてね」と話すのなら、自慢をしたいというプラスの感情。しかし「ぜんぜん釣れなくてさ……」と続くのなら、マイナスの感情を相手に伝えることで、その腹立ちを和らげようとしているわけです。



 もちろん複雑な話の展開になることも十分ありえますが、ほとんどの場合、本人の表情や雰囲気から、結論が「良かった」のか「悪かった」のかは分かるはずです。



 それが分かったら、ハッキリと自分の心に「プラス」か「マイナス」かを刻むこと。

 そして、プラスなら「笑顔」。マイナスなら「悲しそうな顔」をすればいいだけです。



 それだけで、特に意識しなくても、あなたから相手への受け答えは自然に「共感的なもの」に変わってくるはずです。もちろん、途中で見込みを間違えたと思ったのなら、すぐに表情も新しいものに変えること。



 これこそがスーパーメソッド「リーディング・フェイス」!

 難しく考える必要はありません。相手の感情がプラスかマイナスか読んで(read)、それに表情を合わせること。たったそれだけで、気持ち全部を自分のほうに導く(lead)ことができるんですよ。





 これを聞くと、ほとんどの人が「なぁんだ、それだけかぁ……」と思うはずです。

 でも実際にこれができる人は、かなり少ないのではないでしょうか。

 「はぁ……。はぁ……。そうですか……」というように、『ただ何となく』話を聞いている人が大半ではないでしょうか。これでは相手は、「本当にこいつは分かっているのか?」と思い、余計な疲れを感じてしまいます。会話が苦痛になってくるだけでしょう。



 人は、「自分の感情を相手に伝えたいからこそ、話をしている」のです。もちろん、相手に全部の感情が伝わっているかどうかは判断できません。しかし、「プラス」か「マイナス」の気持ちさえ分かってもらえれば、それだけでかなりの満足を得るものなのです。



 目が輝いている。

 顔がニコニコしている。

 そんな表情や、会話の内容を元に、相手の言葉に込められた感情がプラスかマイナスか、それだけはすぐに判断して、あなたの表情を変えてくださいね





こんばんは、ゆうきゆうです。



 さていきなりですが、問題です。

 カウンセリングにおいて、一番大切なことは何でしょうか?



 その答えは、「共感」です。



 特に何かをアドバイスしなくても、ただ相手の言葉を聞き、包み込んであげるだけで、ほとんどの人の悩んでいる気持ちは解決するものです。



その代表的なものが、キリスト教での「懺悔」でしょう。そこでは神父さんがただ黙って話を聞き、最後に「悔い改めなさい」と告げるだけで終わります。でもそれが、告白している人にとってはこれ以上ないほどの救いになるのです。



 あの中で、もし神父さんが、

 「いや、その考えはいけないよ子羊。俺だったら○○するね。だってその方がいいとは思わないかい? 人生、当たって砕けろだよ。俺が若いときも……」

 なんて言われたら、ほとんどの人がより迷ってしまうことでしょう。





 もちろんこれは、普段の会話でも同じことです。ビジネスでも恋愛でも、相手の言葉にうまく「共感」を示してあげることこそが、気持ちを近づける最短の方法なのです。


 しかし、実際にどのようにすれば「共感していること」を示すことができるでしょうか?

 その点について、ほとんどのカウンセリングの教科書ではあいまいに濁されています。 たとえばよくあるのが、こんな記述。「相手の気持ちを感じ、自分の心を重ねなさい」



 いや、そんなカンタンに言われても…。これは、もっとも根本的な心構えですが、それだけに実行は難しいものです。朝は課長と心を重ねて、昼は部長と心を重ねる。夜は恋人と心を重ねて、寝る前に電話で親と心を重ねる。



 これでは心がいくつあっても足りません。でも、もっとカンタンで、相手に強くアピールする方法があるんです!



次回予告:共感を示すための更に簡単な方法とは!?





(前回の続きです。)



 こう話すと、みなさんはこう思うかもしれません。

 「でも、ウソをついて後ろめたいときに目をそらすのは、あれは立場が下の人がそらしてるのでは?」



 その疑問はもっともです。

 しかしこの場合は、「相手の気持ちを損ねることの恐れよりも、バレることの恐怖がより強いため」に、つい目をそらしてしまうのです。



 よって「互いに隠している部分のない」初対面の場合、より相手の気持ちに恐れや不安を抱いている人の方が、目をそらすのが遅くなることになります。



 ほら、思い出してみてください。

 あなたのところに来た営業の人に、セールスの人。みなさん、必要以上にあなたの目を見つめる時間が長かったりしませんでしたか? それは、それだけあなたの気持ちに「買ってくれるかな…。OKしてくれるかな…。」という強い不安を抱いているからなのです。





 ここまでの話をまとめると、あなたが初対面の人と対等の立場で交渉を始めようとする場合、目と目が合ったときは「先に目をそらしてみる」こと。



 一般的に人と人が見詰め合う時間は約5秒間だと言われていますので、少しだけ短く「3秒」あたりがベストでしょう。



 相手と目が合ったら、気持ちの中で「1・2・3」と数え、それと同時に目をそらしてみてください。これを繰り返しているうちに相手は不安を感じ、相手の気持ちはあなたに寄ってくるでしょう。



 またこれを恋愛に応用するなら、とにかく口説くときも、じーっと見つめ、3秒たったと同時に自分から目をそらすこと。相手は「あれ……。もう見てくれないの…。」と思い、いつのまにかあなたのことがより強く気にかかっていくはずです。





 よって今回の話をまとめるなら、「相手との交渉や恋愛を自分に有利に進めたかったら、会ったときに数回は、3秒で目をそらしてみること! それだけで相手の気持ちが、あなたの方に寄ってくる!」



 これこそがスーパーメソッド「サディスティック・サード」!

 3つ数えてそらされる視線は、相手の心を強く支配するはずです。





 「常に自分のことを見ていてくれる異性」。

 これは確かにうれしいのですが、あなたならその人を自分から積極的に追い求めようと思うでしょうか。それよりも、「時にしか自分のことを見てくれない異性」の方が、より強く興味を引きませんか?



 恋愛もビジネスも、大切なのはメリハリ。「押して押して押しまくれ」だけではなく、時には引いてみることも重要なんですよ。

 どんなに説得しても、どうしても最後の一歩を踏み出してもらえない。その状態で悔しい思いをした人も、多いはずです。



 「いやぁ、そうはいっても今は○○社と契約してるしねぇ……」

 「でも、やっぱりダメだよ、こんなこと……」



 それではこんなとき、その一歩を踏み出してもらうにはどのように話を進めていけばいいのでしょうか? 今回はそれを可能にする心理学的技術を紹介します。





 さて、まずはこんなお話を。

 今はすっかり定着している「インスタントコーヒー」。時間をかけて抽出されるのを待たなければいけない「ドリップ式コーヒー」に比べて、粉をお湯に溶かすだけで簡単においしいコーヒーを作ることができる、素敵なものです。



 でも実はこの商品が定着するまでには、聞くも涙、語るも涙な苦労話があったのです…!



 時は20世紀の半ば。最初にアメリカでインスタントコーヒーが発売されたとき、人々はその便利さに驚き、あっという間に全米中に広がりました。



 ところが しばらくすると、次第に売れ行きが下がってしまったのです。



 あわてて会社側は、消費者に聞きました。

 「どうして買うのをやめてしまったのですか?」



 すると消費者たちの大半は、

 「風味があんまりよくないから……」と答えました。



 これに対して、会社側は驚きました。

 「そんなわきゃない!」

 なぜなら事前に行った調査では ほとんどの消費者がインスタントコーヒーと普通のコーヒーの差を見分けることができなかったからです。僕も分からないんですけど…。



 それでは、いったい真の理由は何だったのでしょうか!?





 その本当の理由を調べるために、心理学者ヘアーは次のような調査をしました。

 彼は、多くの消費者に対してこう聞いたのです。



 「ある女性が、次のリストの商品を買いました。さて、この女性のことをどう思いますか?」



 そして、全体をABの2つのグループに分け、Aのグループには「ハンバーガー・パン・インスタントコーヒー・ニンジン……」、Bのグループには「ハンバーガー・パン・ドリップ式コーヒー・ニンジン……」



 すなわち2つのリストで違うのは、「インスタントコーヒー」か「ドリップ式コーヒー」か、だけです。



 すると 恐ろしいほど明確に結果が分かれたのです。



Bグループの「ドリップ式コーヒー」が入っているリストを買った女性に対しては特に目立った感想もなく、「まぁ……いい人なんじゃん…?」と比較的肯定的な意見が多く出ました。



 しかしAグループの「インスタントコーヒー」が入っているリストの女性に対しては、

 「怠けモン」 「将来のこと考えてなさそう」 といった、否定的な意見ばかりがでてきたのです。



次回予告:ここから導かれる、一歩委を踏み出してもらうテクニックとは!?

王になる!

大事なプレゼンやテスト直前なのに遊んでしまいました。この後、どうすればもっとも効率的に準備できるでしょうか?





 人間の心には、「意識」と「無意識」があります。「意識」は氷山の一角で、その下には数十倍もの「無意識」が隠されています。だから、あなたの意識がどんなに理性的な判断や決定をしたとしても、心の大部分を占める無意識はそう簡単には従ってくれません。「無意識」は強大な権力を持った王様で、「意識」はそれに従う従者なのです。

 では、あなたの意識はただボーッと指をくわえながら、その王様の行動を見守っていくしかないのでしょうか?



…それが、違うのです。

「プレゼンのこの部分だけは、興味があるんだよな。」

「そういえば担当の先生がちょっと面白いこと言ってた問題があったなぁ…。とりあえずそれだけ見てみるか…」。

 どんな「無意識」という王様にも根底からの好奇心はあります。それをうまく刺激するような言葉をかけてあげることが大切です。

「ほら王、あそこで面白い遊びをしてますよ…?」

そんな一言で、気持ちを動かすことが大切です。スタートが「強制」の場合と、「自らの好奇心」の場合とでは、その後の効率も明らかに変わってくるはず。





「絶対に○○すること!」なんて自分に命令しても何の意味もない! あなたの意識がどんなに強制しても、無意識がそれを望んでいなければ実現は無理。

過去の行動を決して責めず、「自分は天才だからそれをやっても良かったんだ!」というくらいに認めてあげること。そして好奇心を刺激するような言葉をかけていくこと!



これこそがスーパーメソッド「王様と私(無意識は王様)」!



 正解にはもう一つあります。

「俺は天才だ! 遊んでたっていいんだ!」と思うこと。

 あなたが準備やテスト勉強を効率的に楽しみながらやるためには、まずはあなたが自分自身をプラスに包んであげるのです。

「そう、王様。あなたは天才。心配しなくても、大丈夫ですよ。」というように。

 過去の行動は決して変えられません。だったらそれを認めて、未来へのプラスにすることが大事です。決して「おだててる」なんてマイナスの意識は持たないでください。心から、あなた自身が「あはは、俺って天才! マンガ読んで良かったんだ!」という王様になりきること。

 そう思うことができれば、すんなりと「じゃあ勉強でもするか…」と、リラックスして机に向かうことができるはずです。



では、前回の選択肢を検討してみましょう。

 まず、2番。

 確かに素直に謝るとポイントは高いのですが、ショックな記憶には何も変化を及ぼしません。そしてそれは、5番も同じです。「謝る」「ごまかす」という別系統の情報では、相手の心のしこりは、依然として残りつづけてしまいます。



 3番はある程度心理学を学んだ人なら、ほとんどが引っかかってしまうかもしれません。 なぜなら心理学には「新近効果」という「後に言ったセリフがもっともインパクトを与える」という理論があるからですね。



 しかし、相手はショックな言葉で「自分は他人よりも劣っている」という気持ちになっています。そんな状態で「他の部分では、他人よりも優れているよ」と言われても あまり心には響きません



 これを裏付けるのが、『マズローの5段階欲求』という理論です。そこでは、『親和欲求(人と同じになりたいという欲求)が満たされない限り、認知欲求(人より優れたいという欲求)を考えることはできない』と言われています。

 加えて、話をそらすように『誉める』ことは、やはり『悪口』とは別系統の情報なのでショックな記憶を薄めることはできないのです。



 それでは…もっとも有効なのは、1番と4番の、どちらでしょう?



 正解は、4番。同じ系統の情報(ここでは悪口)を繰り返すことで、少しずつ最初のショックの記憶を取り去るという方法です。「バカ!」と言って黙り込まれるよりは、「バカ! アホー! ダメ人間ー! へっへーんだ!」なんて風に、連発されたほうが、気持ちが楽になりますね!?



 ……と、今までの心理学では言われてきました。

 でも、あなたなら納得できますか? 実際にできそうでしょうか?





 机上の空論とは、まさにこのこと。

 いくら効果があるといっても、実際にショックを受けている人に、それ以上の悪口なんて、言えるワケがありません。



 それでは正解は!?



 「その悪口を自分に対しても適用させる」のです。 これも対象が違うだけでやはり「悪口」という同系統の情報を喋るので、「逆行抑制」によって相手のショックな記憶を薄めることができます。そして同時に、「自分も同じ」と言うことで相手の「自分はみんなより劣っているんだ」と思う気持ちも癒すことができるのです。



 そして何より、償いの気持ちから気楽に言いやすいセリフです。すなわち正解は1番。

 これこそが、スーパーメソッド「心中の舌先」!





 うっかり相手を深くキズつけるセリフを言ってしまったときは、すぐに『自分にもそのセリフを使う』こと! 

「バカッ!」なら、「……って、俺もバカなんだけどな……」

「最低!」なら、「……まぁ、私も最低だけど……」

 それだけで相手の心の傷を、もっとも早く癒すことができます。





 どんなに気をつけても、どうしても失敗は起こってしまうこともあります。大事なのは失敗しないことではなく、失敗したときいかにカバーするかですよ。



 

こんばんは、ゆうきうゆうです。今回はとんでもない一言をつい言ってしまったときの対処法について考えていきたいと思います。



「ふざけんな、このバカッ!」

 部下を叱るときや、恋人との口論で、ついどうしようもないほど衝撃的な一言を言ってしまった経験はありませんか?



相手のあまりにショックな顔を見て、あなたは我に帰る……。

 「………(しまったぁ…)」



 こんなとき、相手のショックを和らげるためにもっとも有効なフォローは、次の中でいったいどれでしょうか?



 1「…まぁ…。僕も人のこと言えないほどバカだけどな…。もっとヒドい失敗だってしたし……」(自分も同じだと告げる)

 2「ゴメン! 言い過ぎた! 傷つけるつもりはなかったんだ!」(素直に謝る)

 3「でも、君にはいいところだってあるよ。何よりよく気がつくし、仕事だってすごくできる」(他の面で誉める)

 4「アホ! タコ! ガキ! もう最悪ぅ!」(インパクトの弱い悪口を続ける)

 5「なーんちゃって! うっそぴょーん!」(勢いで流そうと努める)





その答えを考える前にまずは人の性質をご紹介します。

 心理実験の結果として、人は「覚える数が多くなるほど、さらに覚える情報が似た系統のものであるほど、過去に覚えていたものを忘れやすくなる」という性質があります。これを、新しい知識が過去の記憶を抑制するという意味で「逆行抑制」といいます。



 これを応用することで、ショックなことを言ってしまった場合の対処法も思いつくのではないでしょうか。すなわち、「同じ系統の情報によって、ショックな気持ちを薄める」のが正解になります。



次回予告:では、果たして冒頭のクイズの正解は本当に4番なのでしょうか? 従来の心理学とは違うアプローチが明らかに!
前回の3サイクル説は余談に過ぎません。

 今回の話で一番知っておいて欲しいのは「子供は、母親によって作られる」こと、そして「その育て方には、夫への不満が投影される場合が多い」ということです。

 ですのであなたが男性なら、今のもしくは未来の奥様が抱いている不満を、少しずつあなた自身の手で解決してあげることです。

「家のことは、妻であるキミが解決しろよ!」

 そんな風に放っておくとその不満は子供に向けられてしまいます。



 気持ちの投影は決して悪いことではありませんが、あまりに操作的に育てるのは問題です。

「こうしなきゃダメ!」「ああしなさい!」

 あまりにそんなセリフを続けられると、その子供は情緒不安定になります。

 ですので、解決策は一つだけです。



 その解決策とは、一日に一回は恋人や奥さんの話を聞いてあげること!

「今日は何かあった?」「ねぇ、どうしたの?」

 たった一言でも、そんなセリフをかけてあげるだけで、女性の不安や不満は大きく解消されていきます。 それによって、夫婦の関係も子供の成長も、より幸せなものになっていくのです。



 これこそが、スーパーメソッド「ワーズ・ワース」!

 たった一つの言葉は、あなたの想像をはるかに越えるほどの価値を持っているんですよ。



 見てみぬふりをした奥さんの不満は、子供の一生を犠牲にしながら雪だるまのように大きくなって、あなた自身に返ってくるでしょう。 子供にとって一番の幸せは、自分のすべてをそのままに両親に受け入れてもらうことなのですから。

まずは、前回の輪投げの実験について考えてみましょう。

 もちろんこの面接官が、最終的にどの人を合格にするかは分かりません。でも面接官がこの心理実験を知っているなら、投げた距離によってあなたのことを「達成欲求の高い人」「低い人」と判断づけてしまうわけです。

 そう考えると少しイヤな感じがしますね。



 この実験から導き出される結論はこうなります。

 もしあなたが今の仕事が充実していないと感じるのなら、それは「できて当たり前」か「できなくて当たり前」のことにばかり取り組んでいるからです。

 言い換えれば「中間距離で輪投げをしていない」ということ。

 自分の中で、いつのまにか達成欲求がしぼんでしまっているから、心の中からのエネルギーが湧いてこないのです。



 それではそのためには、一体どうすればいいのでしょうか!?

 答えは、今の仕事の中に「半々の勝負を取り入れること」。



 もちろん、新たな仕事にチャレンジするのが理想ですが、それができなくても構いません。

 ただ単に今までと同じレポートを書くときでも、

 「あっちで何か書いている同期の○○よりも早く完成させてやる……」

 普通にプレゼンをするときでも、

 「今日は、3回以上、質問に滞りなく答えてやる……」



 どんな内容でも構いません。

 「勝ったら、嬉しい。負けたら、結構悔しい。」 自分にとって、適度に取り組める勝負にチャレンジしてください。



 これこそがスーパーメソッド「フィフティ・フィフティ・フィーリング」!

 日本語にするなら、「50%のゾクゾク感」!



 1日に1度でいいので、試してみてください。それだけであなたの毎日が、今までと大きく変わるのに気がつくはずですから……。



 あなたは、失敗したときに、「まぁ、最初っからムリメだったしなぁ……」と言い訳をするために、わざとできそうもない難しいことに挑戦しますか? それとも失敗を恐れ、「まぁ、成功して当たり前だし……」ということだけをずっと選んでいくのでしょぅか?



 私はあえて、こう言いたいと思います。



 「負けて、悔しいことをやろう」



 失敗したって、誰かがバカにするわけじゃありません。

 どんなにすごいことを達成しても、あなた自身がつまらなかったら意味がないんですよ。

こんばんは、ゆうきゆうです。

 今回は、まずちょっとしたテストをしましょう。

 今のあなたは、大本命の会社の最終面接に臨んでいる学生さんです。



 「どんな試験だろう……」ドキドキしながらあなたが向かうと、面接官が全員に「輪投げの輪」を渡して、言いました。



「今から、輪投げをしてもらいます」



 驚く受験生たち。

 すると面接官は、さらに驚くことにこう告げたのです。

 「距離は、30センチから5メートルまで、好きな距離から投げてもいいですよ」

 見ると、確かに床に距離のラインが書いてあります。

 あなたは考えました。

 近くで投げれば、絶対に失敗はしない…。でも評価だってそれほどじゃないだろうな…。

 遠くで投げて入れば、かなりポイント高そうだ…。でもかなり難しそうだし……。

 真ん中くらいなら、入るか入らないか、ちょうど半々くらいだろうな……。



 それではここでクエスチョン!

 あなたなら、どこから投げますか?

 30センチから1メートルほどの近くから投げるか!? 4メートル以上の遠くから投げるか!? それとも、真ん中くらいからにするか!?

 大体の距離を考えてから、続きを読んでくださいね。





 心理学用語で、「達成欲求」というものがあります。簡単に言うと 自分に適切な課題を課し、それを実行しようという意欲のこと。もっと分かりやすく言えば、「何かを強く成し遂げたいと思う気持ち」。



 これに対して、心理学者アトキンソンは、こんな実験を行いました。

 まず被験者たちに心理テストを実施し、それぞれの被験者が「達成欲求」をどれだけ持っているかを調べました。そして彼らを、この達成欲求が「強い人」と「弱い人」と分けたのです。



 さらに彼らに、さっきの問題とまったく同じ条件の下で、「輪投げ」をやらせました。

 ここで実験者が測定していたのは、「実際に入ったか入らなかったか」ではなく、「被験者がどの距離から投げるか」だけだったのです。



 すると、なんと!

 達成欲求が「強い人」は、ほとんどの人が、「中間距離」で投げたのに対して、達成欲求が「弱い人」は、「近距離」か「遠距離」で投げることが多かったのです。

 これはどうしてなのでしょうか!?





 達成欲求が弱い人とは、「何かを強くやり遂げようと思う気持ちが少ない人」。

 そしてそれ以上に、彼らは失敗し、自分のプライドがキズつくのを恐れているものです。

 よって彼らは、「思いっきり近くから投げてしまう」か、「めっちゃ遠くから投げることで失敗したときの言い訳にしようとする」かのどちらかを選んだのです。

 ちなみにこのように、「失敗したときの言い訳を作るために、不利な条件を選ぶこと」を『セルフ・ハンディキャッピング』と言います。



 逆に達成欲求が強い人は自分にとって適切な課題を選び、それに向かって努力する傾向が強いので、ちょうどいい「中間距離」を選ぶことが多かったわけです。



次回予告:輪投げの実験と面接の関係は!? そしてそこから導かれるテクニックとは?

3サイクル説はこんな説です。



 まず、ある男性がのび太くんのように、何をやってもダメ、もしくは全体的にパッとしない人だったとしましょう。その男性もいつかは結婚するときが来ます。

 するとその奥さんは多かれ少なかれ、自分がイイ男を捕まえられなかったというコンプレックスを感じます。結婚式などで女友達から注がれる哀れみの視線…。それらによって、劣等感はさらに強まります。



 すると、その奥さんはどうするでしょうか?

 その挫折感を息子で解消するようになるのです。

 すなわち自分の子供を、「すっごくイイ男」に育てるわけです。ファッションセンス・会話のユーモアなどなど。 母親によって色々な面から「イイ男」に磨き上げられた男性は、今度は多くの女性を手玉に取るようになります。他の女性たちを次々と落としていく息子を見ることで、母親の劣等感は少しずつ解消されていきます。こうして ちびまる子ちゃんに出てくる「花輪くん」のような「プレイボーイ」な子供が誕生するわけです。



 そしてそのプレイボーイ君も、いつか結婚します。

 すると今度はその奥さんは、自分自身がその夫との恋愛で浮気などに苦労した経験から、自分の息子を徹底的に「マジメな」男性に育てようとします。本当は夫を作り変えたい、でもそれがかなわないために、夫の分身である息子をマジメな男性に育てることで浮気に苦しんだ自分を癒しているのです。

「愛する相手は、いつでも一人よ」

「絶対に女性を泣かせちゃダメ」

 このように言い聞かせられた子供は、まったく毒がなく、色々な意味で視聴者向けに統制された、サザエさんの「カツオくん」のようないい意味でも悪い意味でも「真面目な」少年に育つのです。



 すべてがうまく行ったかのように思えますが、実はここに落とし穴があるのです。

 すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、恋愛において、あまりにマジメなのも考えものです。

 往々にしてウブで純情な男性は、恋愛経験がほとんどないためにちょっと「う~ん……」な女性に引っかかってしまうものです。カツオくんが執拗に「花沢さん」のアプローチを受けているのもその象徴でしょう。そして一度でも付き合ってしまうと、その女性の気持ちをキズつけるのを恐れるために、それ以上の女性が現れたときもうまく乗り換えることができません。



 そのため、「マジメくん」は、ちょっと「花沢さんタイプ」な女性と結びつきやすいわけです。すると美的にも知的にも、遺伝はそのまま受け継がれます。さらにその女性は、ある程度夫に満足しているので、特に子供に対して強く向かう情熱がないためにその子供は自然と「のび太くん」になるわけです。



 このように、男の子は「のび太くん」→「花輪くん」→「カツオくん」→……

という3つのタイプをサイクルとして続いていくわけです。



今回は長くなってしまったのでこの辺で。



次回予告:3サイクル説から導き出される結論とは?



今回は趣向を変えて、子供についてのお話です。



 子供は、多くの要因によって成長していきます。

 両親の遺伝情報、生活環境、学校から友人まで、あらゆる要素によって成長していきます。その中でもっとも重要なのは、何だと思いますか? …それこそが、「母親の教育」なのです。



 子供は大半の時間を母親と過ごすため、その人生観のほとんどを母親から学びます。 さらには子供の頭のよさ、そして性格なども、すべてが母親によって左右されると言っても過言ではありません。



 「テスト、よく頑張ったね」「ほら、難しい勉強も分かると面白いでしょう?」と言われ続ければ、子供は自然に勉強ができるようになりますし、「あなたはとっても優しい子ね」「よく助けてあげたね、偉いのね」と言われ続ければ、とても思いやりあふれる大人に育つでしょう。



 逆に、どんなに父親から優秀な遺伝子をもらったとしても、「もう何でこの問題で間違ったのよ!?」「どうして出来ないの!?」なんて言われていれば子供は自然に勉強も嫌いになっていくでしょう。そして叱られ続けることで、気持ちの余裕がない人間に育ってしまいます。

 『子供は、母親によって形成されていく』。

 この法則に比べれば、父親の遺伝的影響と言うものは、とても些細なものなのです。



 さて、それではこの理論を応用すると、どんな結論が成り立つでしょうか?それこそが、有名なマンガのキャラクターたちを取って、『「のび太くん」→「花輪くん」→「カツオくん」の、3サイクル説』なのです。



次回予告:3サイクル説の中身とは? そしてそこから導き出される結論とは?



(前回からの続きです。)





3)4)5)は、今の私たちの全員が満たされているわけではありません。そして「1から順番に満たされていく」ということが重要です。

親和欲求が満たされていない時に、自我や自己実現の欲求を満たそうとしてもダメなんです。なぜなら、キモチが安定していないから。これをマズローは、ピラミッドに例えています。下の土台が安定していないと上には積み上げられないということですね。



どんな人にも心の中に「淋しさ」があります。誰かにそれを埋めてもらいたいと思っています。



例えば、ある人がスターになりたいと夢見て、見事その夢を達成できたとします。

そうすると、4)自我の欲求や5)自己実現の欲求は満たされます。でも…その人は今度は、3)の親和欲求が満たされなくなるのです。なぜなら 夢を満たした彼にしてみれば、どんな人間も「敵」や、「自分より下」に見えてしまうんです。周りの人を「自分の気持ちを心底理解してくれる人間」とは見なせません。分かりやすく言えば、「孤独」になってしまうのです。

そうすると、3)の段階が揺らぐわけだから、4)や5)の欲求も不安定になり、スターの座から転落してしまう。これがありがちなパターンです。



だから「親和欲求」はとっても重要です。現代の我々全員にとって、欠くことのできない基盤と言ってもかまいません。



特に文明が進むにつれて、人間関係はより希薄になります。親子の会話は減り、お隣さんの顔すら見たことのない人が大半ではないでしょうか。ですから当然、親和欲求が高まります。



だから、現代の最高の贈り物…それは、「親和欲求」を満たしてあげることです。



それは…笑顔!!



笑顔は自分の気持ちを安らがせます。そしてそれと同時に、見てる相手にも喜びを与えるのです。笑顔は、「貴方と一緒にいると安らぐよ」というイメージを発しているからなんですね。



よく、「親しみの持てる笑顔」と言うけど、それは「笑顔」=「自分に親しみを持っている」となって、だから安心して自分も「親しみを返せる」からなんです。



相手に笑顔を向けることは、相手を「認めている」「親しみを持っている」という気持ちの表現。みなさんも、どんどん笑顔で親和欲求を満たしてあげてくださいね。


文明はこれ以上ないほどに発展し、街にはモノが溢れています。クリスマスには、平気で数十万のプレゼントがやり取りされ、子供はお年玉に1万円が入っていても、それほど感動しないのかもしれません。



そこで今回からは、お金がかからず、なおかつ極上の喜びを与えられる贈り物を、紹介していきます。



「マズローの5段階欲求説」というものがあります。人間には、5段階の欲求があって、下から順番に欲求が満たされていく、という説です。その内容は、

1)生理的欲求 

2)安全の欲求 

3)親和の欲求 

4)自我の欲求

5)自己実現の欲求 です。

どれもややこしい言葉ですね。一つ一つ見ていきましょう。



1)生理的欲求

これは、本当に基本的な欲求。これがなきゃ死んじゃう! ってやつです。食べたい! 寝たい! トイレ行きたい! Hしたい! などですね。まあ、現代人なら、ほとんどすでに満たされている欲求。もちろん生理的欲求としての「Hしたい」は、自慰行為で代用可能でしょう?



2)安全の欲求

これは文字通り、安全に生きたい、という欲求。これも平和な日本でなら、ほぼ全員が満たされている。「そんなことないよ…今も後ろからねらわれてる」という人は、すぐに僕のところへどうぞ。



ここまで見てくると、とりあえず1)と2)は、ほとんどの人が満たされているということが分かります。



3)親和の欲求

他人と関わりたい…他の皆と同じ事をしたい…という欲求のことです。一言で言ってしまえば、「淋しさを埋めて欲しい」という欲求。



4)自我の欲求

自尊心を満足させたい、という欲求。簡単に言えば、「尊敬されたい!」「みんな見てー!!」というキモチのこと。ホームページで自分の日記を公開している人とかは、この欲求が強いかも。



5)自己実現の欲求

自分の能力を使って、夢をつかみたい、何かを成し遂げたい! という欲求。これが成し遂げられたら、いいですよね。



マズローの五段階欲求説はよく出てくるので、ぜひ知っておいてくださいね。



次回予告:マズローの五段階欲求説から導き出される贈り物とは!?



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