2014/03/19 (Wed) ムチの使い方(後半)

ムチの使い方(後半)

こんにちは､ゆうきゆうです。

　

　

　

　

前回
に続いて、「具体的」に方法をお話していきたいと思います。

　

　

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Q　後輩と仲が良いので、その雰囲気が壊れることが怖くて何も言えません


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A　仲が良いということは、それだけ感情を共有することが簡単ということです。


その場合は、共通の意識をつくると良いでしょう。


例えば「上司から、あなたが遅刻ばかりしているのはたるんでいるからと言われて私もくやしい。

だから一緒に頑張って、しかられないようにしよう！」など、対上司という共通の意識を持ち、なおかつ自分もくやしい、つらいということを伝えましょう。


また「私がフォローするから“一緒に頑張ろうよ”」と、共有感を持って、それをしっかり伝えることも重要です。

　

　

　

　

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Ｑ　いつもキマジメで遅刻をしたことがない子が、大事な会議の日にかぎって遅刻をして

しまいました。どんな言葉でしかるのが一番良いと思いますか？


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Ａ　マジメな人は、頑張って当然と思われているので、認められることに飢えています。


「運が悪かったね」「気が緩んだのね」など、今まで遅刻せずに頑張っていたことを認めた上でしかることがポイントです。


「肝心なときに限って」という言い方は、いつもきちんとしていることを認めつつも、余計にダメであることを強調した言い方です。


また「今日は大事な会議って、昨日言ったよね？」と、ふだんの努力を受け入れず、遅刻しないことが当然というようなしかり方もＮＧです。


　また、しかって直ったら褒めてあげるなど、一つ一つきちんと褒めてあげることが、マジメタイプには大切です。

　

　

　

　

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Q　１回で効くしかり方を教えて


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A　何度しかってもダメな人に、強くしかったからといって１回で言うことをきくとはかぎりません。


人間は、本人が意図しない所で聞いたウワサ話を信じやすいという心理傾向があるので、ほかの人の言葉を通して自分の情報を聞くと、より強く受け入れやすいという面があります。


ですから、「今回の遅刻は上司も怒っていたから気を付けた方がいいよ」としかることで、より気をつけるようになると思います。




総じて、相手の良いところをセットにして叱ることがポイントです。


例えば後輩が遅刻した場合、遅刻したことをしかった後に、「でも、仕事を頑張っているから偉いよ」と、相手の良いところも認めてあげること。


ただし、褒めた後にしかるとショックが強いので、叱った後にほめ言葉をもってきてください。


また、「遅刻されて悲しかった」など、自分の気持ちを素直に言葉にすると、相手に受け入れられやすいという心理傾向があります。


可能であれば、その後に、その人のいいところを言ってあげるなどのフォローを入れると二重丸。




いかがでしょうか。




コツは


１、叱る相手を自分と思うこと。自分ならどう言われたいかを考えよう


２、叱る目的は、人を育てるための手段。

　　相手にとってプラスになるために行う最短距離の方法であることを忘れない


３、“叱る”が“怒る”にならないこと.

　　怒るというのは、「遅刻ばかりしてなめられている」といったネガティブな気持ちに

　　対する仕返しのこと。

　　叱る時は自分が否定されているという意識は捨てましょう


４、相手の良いところ･注意する点･良いところとサンドイッチにして叱る事


です。




ではまた次回、お会いしましょう。

　



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イラスト…ソウさん