2014/03/19 (Wed) 髪の調子がいい時は、何をやってもいい調子♪

こんにちは､ゆうきゆうです。

　

　

　

アメリカでは何か悪いことが起きる予感を表す時に“Ｂａｄ ｈａｉｒ ｄａｙ(ヘアスタイルがキマらない日）”という言葉を使います。


物事が上手くいきそうもないという予感をユーモラスに伝える表現ですが、実際、髪がキマっていない日は、なんとなく気分がのらない、約束しているのに人と会うことに躊躇する、などマイナス思考になりがちです。


逆に『今日はヘアスタイルがキマってる！』という日は気分がウキウキしたり、人と会うことが楽しみだったり、普段より少し自信を持って行動している自分に気付きます。

　

　

ヘアスタイルは顔の印象を決める大事な部分を占めるものですが、それでは女性にとってヘアスタイルとは、どのような影響を心理面に与えるのでしょうか。

　

　

　

心理学者クーレイが提唱した定義に『鏡面的自己』というものがあります。


これは鏡に映った自分のことです。


鏡は『客観視している自分の目』であり、つまり『他人の目』でもあります。


人は誰もが「他人からこう見られたい」という『理想の自分』を持っています。


そして、ヘアスタイルがキマっていないなど「今の自分は理想からほど遠い」とい感じると『他人の目』から必死に逃げようとします。


“Ｂａｄ ｈａｉｒ ｄａｙ（ヘアスタイルがキマらない日）”という言葉は、「他人に見られることから逃れたい」という心理状態が、その日一日に悪い影響を与えることを的確に表している、と言えますね。

　

　

さて、人の心理とは不思議なもので、バッドヘアデイでは内向きだった気持ちが、グッドヘアデイ（ヘアスタイルがキマっている日）では外に向かって広がり、行動的になるようです。


これは、人の「自分について良く評価されたい」という欲求、『自己認知欲求』というもので説明できます。

　

この『自己認知欲求』には


「すでに自分が知っている情報を改めて確認する『自己確認』」、

「今まで知らなかった情報を初めて知る『自己拡大』」


の２種類があり、より喜びを感じるのは『自己拡大』です。

　

　

簡単にいうと、美人に対して「美人ですね」とほめるよりなど、外見以外の言葉、たとえば「優しい人ですね」「知的ですね」とほめると喜ばれる、ということ。

　

　

グッドヘアデイに行動的になるのは、自信を持ったことで「未知の世界を経験したい」という潜在的な『自己拡大』の欲求を後押ししているといえます。

　

　

言い換えると、グッドヘアデイは“小悪魔したくなる”日！

　

　

女性が自信を持ってポジティブに行動し自分の魅力を男性にアピールする、それが時には〝小悪魔〟的に見える事でしょう。


けれどもこれは女性にとって自然なことなのです。

　

　

ところで、心理学には、人は柔らかいイスに座っていると、堅いイスに座っているときよりも、目の前の相手に対して好意的な評価をするという『連合の法則』というものがあります。


要するに自分が気持ち良いと感じている場面では相手への印象が良くなるというものです。

　

やわらかいイスでなくても、そう、髪が決まっている時など、「気分が良い」という一つの感情が相手への印象を良好なものに変えるという現象を起こし、またそれによって相手からも好印象を受ける確率が確実に増えているはずです。

　　　

ですからグッドヘアデイにはステキな人との出会いがあるかもしれません。

　

　

ヘアスタイルをキメること、それは恋のオーラをかもす事なのかもしれません。

　

　

　

ではまた次回お会いしましょう。